名古屋テレビ塔


▼TOWER'S Information
全高:180m
展望部分:100m
竣工:1954年
所在地:愛知県名古屋市中区錦3丁目6-15
訪問日:2011年8月8日

「名古屋テレビ塔」 ホームページ http://www.nagoya-tv-tower.co.jp/



地下鉄「」駅から地上に出てすぐのところにあります、名古屋テレビ塔です。竣工当時と比べ周囲には高層ビルが増え存在感は薄れたものの、無骨ながら美しいプロポーションは、久屋大通公園のシンボルとして変わらぬ輝きを放っています。


設計は、東京タワーや通天閣など、名だたるタワーを手掛けた内藤多仲氏によるもの。事業者ごとのテレビ塔の乱立を防ぐため、東洋一の高さを誇る集約電波塔として建てられました。2011年の地デジ移行に伴い、現在は瀬戸デジタルタワーからテレビ電波が送信されています。


展望台(スカイデッキ)の様子。内部は鉄骨が突き抜けており、やや圧迫感のある空間です。
しかし、角度のある展望窓で、幅広く景色が見渡せるよう工夫されています。


こちらは、オープンエアのスカイバルコニー
以前は、展望バルコンと呼ばれていました(こっちの方が好き)。風通しがよく気持ちいいです。


迫力のあるアンテナ群も仰ぎ見ることができます、メカニカルでかっこいい!


南側の眺望。中央に走るのは、全長2kmにも及ぶ久屋大通公園。名古屋市の木であるクスノキで統一されており、都心のオアシスとして、年間を通して様々なイベントが催されています。


東側の眼下には、水の宇宙船を中心とした複合施設 オアシス21が広がっています。
トップ画像は、こちらの展望台から撮影したものです。


ミッドランドスクエアJRセントラルタワーズなどを望む西側の眺め。



名古屋市役所を望む北側の眺め。


電波塔としての役目を終え、アンテナ設置料などの放送関連収入が減少したために、一時は存続も危ぶまれた名古屋テレビ塔。イベントの開催地や情報発信の場として、第二の人生を歩み始めています。


以上、名古屋テレビ塔でした。