東山給水塔


▼TOWER'S Information
全高:37.85m
展望部分:27m
竣工:1930年3月
所在地:愛知県名古屋市千種区田代町
訪問日:2011年8月8日

「東山給水塔」について(名古屋市千種区)  




市営地下鉄「覚王山」駅から歩くこと15分。住宅街からひょっこりと顔を出す可愛げなフォルムのタワー、東山給水塔が見えてきます。 特徴的なその外観から、ムーミンの家とも呼ばれているようです。千種区覚王山一帯に給水するための配水塔として昭和5年に建設され、昭和48年まで利用されました。現在では、災害時の応急給水施設として活用されています。


早速中へ入ってみるといきなりコレ。
可愛く作ろうとして作れなかった感ある(笑)


ぐ~るぐると階段を上っていくと、おわん型のタンクが出現!深さが7.2mもあるこちらの貯水タンクには、約300m³の新しい水が常に蓄えられています。どのくらいかと言いますと、大体10万人分の飲料水を確保できるとのことです。すごい。


ほんっとに頭上注意です。


触るととひんやりしていて気持ちいいですよ!


こちらが展望台、タンクをぐるっと囲むように設置されています。


まずは、テレビ塔名古屋駅を望む西側の眺め。


続いて、北側の眺め。
年に1回でもいいので、手前の広場で寝転びながら給水塔鑑賞したいところです。


遠く御岳山を望む東側の眺め。


平和公園アクアタワーを真横から撮ることができます。


そして南東方向には、マンションの間から東山スカイタワーを確認!忘れずに!


最後に、北側の眺め。手前に見える日泰寺は、日本で唯一、いずれの宗派にも属さない寺院で、タイから贈られたお釈迦さまのご真骨も安置されているそうですよ。



1階には、ミニミニ資料館や応急給水施設図などがあり、水道のお勉強にも使えそう(?)です。                                      
さて、こちらの東山給水塔、実は春分の日水道の日(8月1日)限定で公開されるタワーなので、ご検討の際は注意して下さい。なお、名古屋市上下水道局の管理する鳴海給水塔猪高給水塔
も同じ日に公開されているので、そちらもお忘れなく!

※配水池新設のため、26年夏の公開は不明。 


以上、東山給水塔でした。