因幡万葉歴史館「時の塔」


▼TOWER'S Information
全高:30m
竣工:1994年
所在地:鳥取県鳥取市国府町町屋726
訪問日:2011年6月5日

「因幡万葉歴史館」ホームページ http://www.tbz.or.jp/inaba-manyou/



今回ご紹介するのは、因幡万葉歴史館のシンボルタワー、時の塔です。重厚感のあるコンクリートに瓦がまとわりついた和風テイストな外観が面白うございますね。このデザインは、巻き貝をイメージしたものだそうです。しかし時の塔、面白いのは外観だけではありません。     


中に入って内部を見上げてみると、まるでだまし絵のような空間が広がっています。       
これは、遺伝子(DNA)と同じ二重螺旋構造という特殊な階段を採用しているためです。


せっかくなので、階段で上がってみました。この構造の特徴は、『左の階段を塔の屋上展望台まで上がり、これに重なっている別の階段を一方通行で降りてくること』ができる点にあるらしいのですが、う~ん・・・。凄みがよく分からない構造ですね(笑)。


屋上展望台はこんな感じ、小ぢんまりとしています。


まずは、因幡山(248.9m)を望む北側の眺望。
因幡山は、在原行平が詠んだ歌の中に登場する山として知られています。  

「立ち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰りこむ」

百人一首で耳にした方もいるのでは?                                   


遠く扇ノ山(1,310m)を望む東側の眺望。                
左手前の赤い屋根の建物は国府町民体育館です。


南側の眺望。目の前に見えるのは、因幡三山の1つ、今木山(88.9m)。
もはやご紹介できるのがしかないという、ね・・・。                            


以上、因幡万葉歴史館「時の塔」でした。